テスラのオートパイロット FSD

 


3月ごろに流れたテスラ記事では、現状のテスラはレベル2であるというカリフォルニア州の車両管理局の判断だった。そこにホンダレジェンドの自動運転がレベル3達成とのことで、おお、これは!と思ったんだけど、色々わかるにつれて前途多難だなと。

ホンダレジェンドがレベル3達成できるのは、高速道路での渋滞時、時速30km未満。それでもテスラを上まったかと思ったのだけど、この限定された場所がLiDAR技術の盲点。

話が広がってしまうので、ここはざっくりと、テスラはカメラを利用した映像をもとに空間を計測していて、現状だと静止画(将来は動画)、レジェンドほかメーカーはLiDAR、つまりレーザーでの計測で3D空間を作っている。ここで、その得た情報をもとに、処理をする方法がかなり違っている。テスラはAIによる膨大な機械学習から画像認識を行う。これが今後動画になりさらに深度、精度は上がると思われる。かたや、LiDARの方は高精度の3Dマップを事前に準備しておき、それと見比べながら自動運転になるそうだ。そうするとその高精度3Dマップの無い場所での自動運転は出来ないことになる。テスラは人と同じで、映像で認識し、ニューラルネットワークで判断する手法をとる。だから、今後、レーダーを外していくとイーロンは話してしまったそうだ。

テスラではピュアヴィジョン技術というらしい。レーダーから得られる情報と、映像情報では差がありすぎ、統合するに不効率のようなのだな。またレーザーによるセンシングでが色が判断出来ない。例えば標識。これもAIによる画像認識技術の方が現実的だなと思ってしまう。

僕は専門家では無いので、詳細はわからないのだけど、この辺の話だけを聞くとテスラの考え方の方が、コスト的にも現実的じゃ無いかな。まぁ自家用車としてはレベル3までで、そこから先は、公共交通機関とか物流網に転用ということでもいいかもしれないけど。

クルマビジネスも垂直統合しないとやっていけないかもしれないなあ。Appleのように。
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